CT検査は、副鼻腔屋中耳炎など、目には見えない部分の病変を把握する力強い手助けとなります。CT検査により、正確で迅速、かつ最適な治療法のご提案いたします。
当院CTの3つの特徴
● コーンビームCT(低被ばくCT)を採用し、一般的なCTの1/8の被ばく量のため大人もお子様も安心して検査をお受けいただけます。
● 当日に診察し、その場ですぐ検査が可能です。検査は座った状態で行い、検査時間は1-2分で終了します。検査結果も診察室ですぐに確認できるため、迅速で正確な治療方針の決定に役立ちます。
● 検査費用は、3割負担の場合3,390円です。仮にCT検査のため総合病院へ紹介状をお持ちになる場合、一般的なヘリカルCTの検査費4,500円に加え、紹介状等の費用もかかることから、当院でCT検査を受けていただくことで経済的かつ時間の節約になります。
CT検査でわかること
副鼻腔炎
副鼻腔には上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞があり、これらの部分が細菌感染し炎症することで副鼻腔炎を引き起こします。一般的なレントゲンでは上顎洞の病変をある程度評価できますが、それ以外の部分は一般的なレントゲンでは判断しにくい場合があります。
CTではすべての副鼻腔を詳細に観察することができるため、特に慢性的な副鼻腔炎については、病変している箇所を正確に判断し適切な治療のご提案が可能となります。また、レントゲンでは分かりにくい副鼻腔の病気として、真菌(カビ)や虫歯による副鼻腔炎もあり、CTにより評価することが可能です。
鼻骨骨折・顔面骨骨折
鼻骨骨折、頬骨骨折、眼窩壁骨折などの顔面骨骨折はCTでのみ診断が可能です。3次元画像より骨折の状態が一目で分かり、骨折の判断、手術適応の評価をすることができます。
中耳炎・伝音声難聴・めまい・片頭痛
難聴や耳鳴りは、中耳炎や外耳・内耳の奇形や外傷が原因のこともありCT検査による観察と原因の究明が必要になる場合があります。また片頭痛や三叉神経痛は、上顎洞炎を原因とする場合もあります。CT検査により原因を調べ、他の疾患が考えられる場合は脳神経外科へ紹介いたします。