アデノウイルスの流行期、当院で検査が可能です
夏休みも近づき、お子様が学校や幼稚園などでプール遊びの増える時期になりました。以下の症状がみられる場合は、当院でアデノウイルスの検査が可能ですのでお声がけください。
アデノウイルス感染症は、感染力が非常に強く、プールの水を介して感染することも多いため「プール熱」とも呼ばれています。アデノウイルスには様々な種類があり、そのタイプにより引き起こす病気は異なり年間を通じて見られますが、咽頭結膜熱(プール熱)は6月~8月に地域全体で流行することが多いようです。
【代表的な症状】
(1)発熱
39~40℃の高熱と、37~18℃前後の微熱が変動しながら3~5日ほど続きます。
(2)咽頭炎・扁桃炎
のどや扁桃腺が赤くはれたり、扁桃腺に白っぽい塊がついたりします。のどに強い痛みなどの症状もあります。
(3)結膜炎
両目、または片目が赤くなったり、目やにが増えたり、涙が多くなったり、目の痛みや強い光に不快感が出ることもあります。
検査はのどの粘膜を綿棒でこする抗原検査で、15分位で判定できます。原因がアデノウイルスとはっきりすれば、高熱が続いても時期がくれば自然に熱は下がりますので、ご安心いただけるかと思います。感染力が強いので、家庭の中では、なるべく目を触らないようにして、手指をよく洗いタオルや食器は必ず別にしましょう。入浴は最後にする方がいいでしょう。